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  • ecoshift

更新日:2022年10月16日

kintoneアプリの開発支援を行っていて、時々気になる事があります。

「それってラジオボタン?」という・・・


代表的な例は、性別についてです。次の図をご覧ください。




説明のために、性別の入力欄をラジオボタンとドロップダウンで作成しております。

(「男性」「女性」の両方はないと考え、チェックボックスや複数選択は入れておりません)

ご覧のとおり、左のラジオボタンは必須項目で、デフォルトが「男性」になっております。


私が気になる点は

 ・入力し忘れた時にデフォルトの「男性」が選択されてしまう

 ・必須項目なので、ファイル読込でCSVやエクセルの性別に空欄があったら読み込めない

 ・メールによる問合せの場合など「男性」「女性」のどちらか解らなかった場合に対処できない

 ・アプリの利用目的によっては、男女平等の観点からふさわしくないケースがあるかもしれない


もし、このアプリが「ほとんど女性が利用しない男性向けサービスの顧客管理アプリ」の様なものであればいいのですが、入力値の男女比率が同様の場合は、あまりよろしくないかもしれませんね



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  • ecoshift

更新日:2022年9月11日

時は流れて、クラウド化やテレワークの時代になりました。そこにコロナがやってきて、経理も在宅で業務をこなす必要性が出てきました。


この頃には既に、経費精算も振込に変わり、インターネットバンキングにRPAを組み合わせたり、総合振込を利用したりして、経費精算業務がさらに進化していました。また、kintoneを導入して、自分でアプリ作成や簡単なカスタマイズもできるようになっていたので、コロナを機にエクセルマクロの経費精算業務をkintoneに置き換えることになりました。


経費申請アプリで申請者が支払項目を選択すと、マスターアプリからのルックアップで、勘定科目が『自動転記』されます。kintoneのテーブルは一行目だけ設定すれば良いので、エクセルに比べ構築が楽ですね。


上長による経費申請の承認は、Excelから印刷した紙に上司が印鑑を押していましたが、kintoneのプロセス管理に移行しました。上司が泊まりがけの出張に出かけていっても、クラウド上で承認されるようになりました。


エクセル印刷後の承認では、承認のタイミングが前後して申請データが編集されるトラブルが時々発生したのですが、kintoneでは承認のタイミングで編集禁止に設定できます。


また、Excelの頃は社員一人一人が別ファイルだったので、退職や新しい社員が入社した時は、特別な処理が必要でしたが、kintoneになってからは、そういった点も楽になりました。


会計ソフトに直接読み込ませるためのCSVファイルを出力するために、会計ソフトで定められたフォーマットの順番にカラムを並べたり、書式を合わせたりするところが若干面倒でしたが、昔エクセルマクロで試行錯誤した頃に比べると、総じてかなりの短時間に構築できました。


今回、経費精算を例にとってのお話でした。

いきなりkintone業務改善と考える前に、まずはノー転記(身の回りの転記作業を無くす、コピペを自動化する)という視点から始めると、取り組みやすいかもしれませんね。


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  • ecoshift

更新日:2022年9月11日

自己紹介がわりに、まだkintoneがない頃の、昔の業務改善事例を書きます。ヒョーケイさんとの違いなど、汲み取って頂ければと思います。


まだウィンドウズXPが主流だった頃、私は総務と経理と情シスごちゃ混ぜの仕事を担当していました。経費申請は、手書きの用紙に領収書をつけて行っており、それをもとに『現金で』精算金を準備し、会計ソフトに手入力で記帳していました。


月末月初の忙しい日に経費精算の申請が重なると大変だったので、まずは会計ソフトへの手入力をなくすため、Excelのフォーマットに入力してもらい、会計ソフトへコピペで入力するところから始めました。


転記作業というものは、それ自体が価値を生み出す仕事ではないにも関わらず、転記ミスが発生したり、それをチェックする必要が出てきたり、非効率以外の何物でもないような気がします。


当時は給与も経費精算も『現金』だったので(今では考えられないことですが・・・)、現金を袋詰めする際に金種表が必要でした。Excelには金種ごとの枚数を表示する仕組みも追加しました。


非効率といえば、毎回ほとんど同じ支払いばかりなのに、勘定科目を都度入力するのも手間でした。そこで、会計ソフトから過去1年分の現金仕訳を書き出し、費用項目と勘定科目の紐付けができるマスターを整理ました。申請者が、Excelで経費申請をしたときに、VLOOKUP関数で勘定科目を紐付けるようにしました。


ここで、高速代、通行料、高速道路代など、『表記ゆれ』の問題が発生しますが、幸いにも会計ソフト側で勘定科目コードに枝番を付けて細かく管理していたので、支払項目マスターのエクセル表に高速代や通行料など、それぞれ追加しておくことで個人のこだわりや違和感に対応しました。また、マスターにない新しい支払い項目があった場合にも対応できるように、自由記入の欄も設けておきました。


経費申請のExcelは、個人ごとに別ファイルだったので1つのExcelにまとめたり、会計ソフトに仕訳データとして、そのまま読み込める形式のファイルを作り上げるために、マクロを組み込みました。


その後、経費申請が週一回という決まりになったので、週に一度マクロを動作させれば金種表と会計仕訳のデータが自動生成されるという、かなり効率的な仕組みとなりました。


この頃は、まさか将来的にクラウドに置き換わったり、マクロが属人的だと言われるような世の中が来るとは、全く想像していないことでした。




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